通貨の発展

こんにちは。日本ホスピタリティ・マネジメント学会事務局のブログ担当をしています、日本大学修士1年の栗原です。
今回は、通貨の発展についてお話しいたします。

私たち日本国民は、日本国憲法によって定められた三大義務があります。教育の義務、勤労の義務、納税の義務です。これらの義務にかかわってくるのがお金です。汗水を流して働くことによってお金を得て、そのお金を税金として納めなければなりません。義務教育は無償とはいえ、学校で使う道具など買わなければいけないものもあります。このように私たちは常日頃からお金を使っています。食べ物を買ったり、家賃の支払いをしたり、公共施設の入場料を払ったり・・・私たちが生活していくうえで必要なものといってもいいでしょう。

お金は経済用語では貨幣と呼ばれます。広辞苑によると、貨幣とは商品交換の際の媒介物で、価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つもののことを言います。価値尺度とは、貨幣がモノの交換価値を表す尺度になっているということです。世の中のモノに価格がついていることによって、これは高い、あれは安い、この商品2個の値段であの商品を1個買うことができる、など私たちが当たり前のように行っている価値の比較は、価格があることによってできているんですね。価値貯蔵は、どんなに時間がたっても、価値がなくなることなく保存されるということです。破れたりすると価値が下がってしまいますが、自然に使っていれば価値が下がることなく使えます。これらは貨幣の特徴といえるでしょう。

このような貨幣を使って買い物をすることが普通ですが、1990年代末から画期的なものが開発されました。それは電子マネーです。電子マネーとは、実際の貨幣を使わずに、電子的なデータを使って決済を行う方法です。その電子マネーの中で、現在特に流通しているのが、SuicaやEdyなどの非接触型決済による電子マネーです。これは、ICカードを専用の決済装置にかざすことで、実際の貨幣や硬貨を使うことなく支払いができるシステムです。かざすだけで支払いができるので、お金のやり取りの手間がなく、財布から出さなくてもいいので手軽に買い物ができます。

このような電子マネーがよくつかわれている場所があります。1つ目は公共交通機関です。特に電車の駅では、少し前までは切符を買わなければいけませんでしたが、ICカードに事前にお金を入金(チャージ)しておくことにより、それをかざすだけで乗車することできるようになりました。生活するうえでよく利用する公共交通機関をさらに手軽に利用することができるようになるため、交通系の電子マネーであるSuicaが普及していきました。2つ目はコンビニエンスストアなどの小売店です。「時代の流れと業界の発展」(http://hospitality-management.jp/%e3%83%88%e3%83%94%e3%83%83%e3%82%af/convenience-store/)の記事でも触れましたが、手軽に買い物することができるコンビニエンスストアは日本全国に普及しています。そのコンビニで手間のかかることの一つであるお金の支払いにおいて電子マネーを利用することで、さらに買い物が手軽になりました。

情報通信技術の発展により、実際のお金をやりとりすることなく、データを利用してお金の支払いがすることができる電子マネーは、より手間をなくしたい、手軽に買い物などお金の利用をしたいという時代のニーズにマッチした技術であるといえます。そして、通貨だけでなく様々なものが時代のニーズに合わせて発展していくことでしょう。今後も注目していきたいと思います。

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