就活におけるインターンシップの役割

こんにちは。日本ホスピタリティ・マネジメント学会事務局のブログ担当をしています、日本大学修士1年の岡本です。
毎週月曜日と金曜日20:00に更新しています当ブログですが、今回は昨今の就活について現在就活を行っている4年生や今年の春から社会人となった新社会人からの声を聞きつつお書きします。


まず現在の就活のスケジュールは6月からインターンシップの開始、3月から説明会の情報が解禁、6月から選考開始となっています。ここでインターンシップという耳慣れないワードがありますが、みなさんはご存じでしょうか。インターンシップとはその職種や企業への就業体験を目的とした研修のことです。期間はさまざまで1日から長いもので1ヶ月以上のものもあります。インターンのメリットとしては企業と学生が早い時期に出会えることがあるでしょう。企業は優秀な学生を早い段階で見極めることができ、学生は自分の志望する職種への理解をより深めることができると思います。では、インターンは実際に参加した学生にとってどのようなものだったのでしょうか。今回はインターンを複数参加し、今年の4月に新社会人となった方々にアンケートをしました。質問は以下の通りです。(調査対象は平成29年3月に大学を卒業した新卒6人です。)

Q1:何社のインターンに参加しましたか?
Q2:インターンに行く前と行った後でどのような変化がありましたか?
Q3:就職先はインターンで行った企業、もしくはそこと同じ業種ですか?
Q4:現在の仕事内容は予想していたものと同じででしたか?
Q5:これからインターンに参加しようか考えている人にどのような助言をしますか?

〈Q1:何社のインターンに参加しましたか〉
という問いに対して頂いた回答は「1社から8社」でした。最近ではインターンを大学側が必修授業として取り組んでいる場合もあるようです。ちなみに私の所属する研究室で4年生(平成30年卒業予定)に同じ質問を口頭でしたところ、その場にいた3名は全員10社以上参加したとのことでした。もしかしたら年々インターンを重要視する傾向があるのかもしれませんね。

〈Q2:インターンに行く前と行った後でどのような変化がありましたか〉
という質問をしました。その質問に関しては

「研究職では思っていたより力仕事が多い。体力が必要だと感じた」
「一緒に参加した人の意識が高く、就活への意気込みが高まった。」
「人脈作りになった」

といったインターンという空間自体が自身に影響を及ぼしたという回答がありました。学生視点では研究職と言えば研究を主に行っているんだろうというイメージがあるんだろうと思います。実際に生の職場を体験することにより、その職をより深く理解できるというのは就活中の学生にとって有益な情報だと思います。また、長期にわたる就活を乗り切るためには自身のモチベーションを高め、より積極的に活動し続けていくことも大切です。インターンに参加している学生は就活に対する意識が高いことが多いので、そうした場で刺激を受けることが学生にとって意識の向上につながっているようです。

〈Q3:就職先はインターンで行った企業、もしくはそこと同じ業種ですか〉
という質問に対しては「インターンと同じ企業に就職した」と答えたのが1人。「同じ業種に就職した」と答えたのが4人。「全く関係ない企業に就職した」と答えたのが1人でした。

〈Q4:現在の仕事内容は予想していたものと同じででしたか〉
という質問に対しては全員が「事前に受けた説明の通りであった」と答えていました。一方で「説明通りではあったが、少しでも気になったことがあれば質問するべき」という回答もありました。若者の離職率が高い近年、企業への理解を深めることが重要であると考えている学生が多いのかもしれません。

〈Q5:これからインターンに参加しようか考えている人にどのような助言をしますか〉
という質問に対しては多く意見を頂くことができました。

「できるだけ早い参加を推奨していきたい。早く参加することで、同期には多くのライバルが居ることを認識することができる。」
「夏のインターンで業界を絞って、冬に興味がある企業のインターンに参加するとよさそう。長いインターンよりも短期間でも色んな企業・業種のインターンに参加した方が進路選択の面ではいいと思う。」(←補足:インターンは主に夏と冬の長期休暇に行われる事が多いです)
「インターンは業界を知ることができ、人脈も広げることができるのでいいと思う。」
「企業側が時間を作って開催してくれているので、学生は企業研究を行い、質問した方がいい。」
「短期のものは良い面しか見られない場合もあるので長期のものに参加し、本当に自分に向いているのかを考えるのがいいと思う。」
「全く行かないよりは1dayでもいいので少なくとも1社は行った方がいいと思う。大手を狙うのであれば行っておくべき。」

意見を見ると参加を推奨するという意見は同じですが、長期がいいか短期がいいかでは様々な意見があるようです。双方メリットがあり、業界分析という面では短期のものを複数回、1社の企業を研究をしたい場合には長期のものを選択するのがよさそうですね。また、早くに参加することで意識を高めたり、参加する時期によって参加の目的を合わせていくというのは意外です。

まとめ

今回はインターンシップについて取り上げましたが、いかがだったでしょうか。私は今回アンケートを行い、インターンの一番の目的は学生と企業のミスマッチを減らすことができることにあるのではないかと感じました。企業側は優秀な学生を見極めたいのもあると思いますが、同じ職場で働く仲間としてはやはりその仕事を本気でやりたいと考えているやる気に満ちた学生と共に仕事をしたいのではないでしょうか。それは学生にとっても同じことだと思います。働きたいと思える職場で働くことこそがその人にとっての生きがい、ホスピタリティにつながっていくのではないでしょうか。インターネットが普及し、情報を相互に発信・受信することができる今だからこそ、お互いに理解が深まり、企業と学生間でより深い信頼関係が構築されていくのだなと感じました。

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